オーイズミフーズに転職して3年目を迎える社員 柳川と、同じ現場で共に働く店長であり、統括店舗マネージャーでもある花形。店長になるために学び続ける部下 柳川と、それをサポートしながら自身もエリアマネージャーというさらなる高みを目指す上司 花形の師弟対談。それぞれの立場から感じるオーイズミフーズで働く魅力や、気風や環境について語り合ってもらいました。
困難が人を成長させてくれる
- 花形
- 柳川さんが入ってきたのは、ちょうどコロナ禍でしたよね。お店でもアルバイトスタッフが出勤できない中で、社員がフォローに入る形で対応をするという多忙な状況で……。柳川さんの飲食店歴が浅かったので当初は心配した部分もあったんですけど、だんだん覚醒しましたよね(笑)。嫌がる人が多いポジションにも嫌がらず、率先して入ってくれて、いつの間にか全ポジションに対応できるようになってくれて。「最初甘く見てて、ごめん」と思いました(笑)。
- 柳川
- 新たに教わったことをしっかり覚えるのがまず基本なので、一通り覚えようと努めました。細かい現場作業を教えていただくのもそうですが、花形店長は社歴が長く、お店のことを深く理解した上での感覚を持っている方なので、そういったところも身近で見ていて勉強になるんですよ。それはコロナ禍の入社当初も今もそうですね。
- 花形
- 年齢が近いのもありますが、柳川さんは大人の対応ができる方なので、ストレスなくコミュニケーションが取れるんですよね。引くところは引いてくれたりするし、角がないというか。だから仕事も回しやすいですし、とても助かっています。コロナの時も何かを教えるとよく理解してくださって、次の時には人に教えられるレベルにまで持っていけている。ちょっと感動しましたね。
- 柳川
- 持ち上げてくださっていますね。
- 花形
- 今日だけですよ(笑)。
クオリティの高い店づくりの秘訣とは
- 花形
- 飲食店に勤めていて、クオリティの高い店づくりはやっぱり目指していることだけど、それに対して柳川さんが心掛けていることはありますか?
- 柳川
- より現場に近い立場なので、各スタッフのお客様との接し方など、細かい部分を見ていくようにしていますね。それから、上には店長、下にはアルバイトさんがいて、その間にいる自分という立ち位置を自覚しながら、自分のできる役割を果たすことを心掛けていますね。
- 花形
- 私の場合は、自ら考えて行動してもらうように人を育てることですね。社員からトップダウンでやらされることは長続きしないので。各アルバイトさんにお題を振るんだけど、それを全員が全員できるわけじゃない。でも、そうやって全体的に種を蒔くと芽が出てくる子がいる。そして芽が出たら、栄養は自分で獲得してもらうのだけど、それは自分で考えて行動した結果、どうなったかを各自に考えてもらいたいから。その結果が間違っていたらこちらが方向修正してあげればいいし、そのまま突き進んで問題ない子については、遠巻きに見守ってサポートするようにしていますね。
- 柳川
- 花形店長は、人が成長するための要素って何だと思いますか?
- 花形
- 素直さですね。その子の素直な部分を探して伸ばしてあげると、リーダー格の人材に育ったりするんですよ。そういう子が出てくると、今まで前に出てくるのが苦手だった子がいい影響を受けて自信を持つようになり、相互作用が生まれる。すると1チームとしてのまとまりが出て、進んでいくことができる。これが、私の店づくりの手法ですね。
- 柳川
- 相手の良いところを見つけて伸ばしてあげる、というのが大事なんですね。
- 花形
- そうですね。伸ばすというとおこがましいかもしれないけれど、上が見守ってあげるだけでも働きやすさは変わると思うんですよね。
従業員満足度を重視した職場で働くということ
- 花形
- ところで、柳川さんはオーイズミフーズという会社で働いていて、どんなところに魅力を感じていますか?私が魅力に感じているのは、チェーンブランドの中では裁量権が異様に高いというところ。メニューや売り方もエリア特性に合わせて柔軟に変えることができるし、「自分たちのやりたいことをやっていいよ」という環境があるから仕事がやりやすいし、いいなと思います。
- 柳川
- 確かにそうですね。ちなみに、この裁量権の高さは会社としてどんな方針や姿勢があるんでしょうね?
- 花形
- 従業員満足度を高めたい気持ちがあるんじゃないかと思います。会社が現場寄りの視点を持っていて、安心して働ける風土づくりをしているというのは聞いたことがありますし。
- 柳川
- 安心感はありますよね。私がこの会社を魅力に感じるのは、やっぱり業態の幅広さ、企業規模の大きさです。ヘルプでいくつもの別業態に行ったことがありますが、本当に業態が多岐にわたりますよね。この手札多さは企業としての強みだし、魅力の一つかなと思います。
- 花形
- すごい手を広げていますよね。原宿にコーヒーショップを出した時も、「そんなお洒落なものをやるのか」と思ったし、丸の内で3000円のハンバーガー屋を出した時は「大丈夫か?」とも思いましたが、売れるんですよね、これが。納得がいかないですけど(笑)。
- 柳川
- やってないことがないんじゃないかと思うくらい新業態にも積極的ですよね。そういうところで、会社がいろんなことに積極的にチャレンジする風土を感じます。
- 花形
- 社長が自分の感性でいいと思ったものをやりたいというタイプなのかもしれないです。センスがあるし、私では絶対に出てこない判断をされるのですごいなと思います。しかも全店舗でやり方も違うし、個性があって面白いですよね。
まだまだ発展途上の会社に期待するのは
- 柳川
- そんなオーイズミフーズに、これから期待したいことってどんなことですか?
- 花形
- 期待値は最初から超えていますからね。休日もしっかり取れるし、飲食店はどうしても労働時間が長くなりがちな傾向がありますが、短くしていこうという気風があるし、コロナ禍にも負けなかった。強いて言うなら、会社の知名度をもっと上げたい。有名チェーン店として名を馳せる素質は十分にある会社だと思うので、若い子が合コンに行って注目されるような会社になれたらいいですよね(笑)。
- 柳川
- 若い子達が働きたいと思える会社になるというのは、飲食業に対して少なからず持たれているブラックというイメージを消すだけのポテンシャルだと思うんですよ。そのポテンシャルを持った会社であってほしいなというのはありますね。
- 花形
- 今、飲食業界で働きたい人は随分減りましたからね。少子化もあるけど、飲食業に未だにつきまとっている3K(きつい、汚い、危険)というイメージにより、距離を置いてしまう人が多い。それから、夢を持っている人も減ってしまった気がしていて。飲食店で働く人は「自分の店を持ちたい」という気持ちがあったりするけど、今は、別の職業に就きたいけどなれなくて飲食に来たとかいう人が結構いる。でも、その中で楽しみを見つけてくれればいいと思うんですよ。そういう前向きな姿勢に対してはこちらもサポートしたいですしね。居酒屋で働くことに自信を持ってもらえるような社会風土を作っていきたいですよね。
- 柳川
- 私も入社して、まわりから刺激をもらって先へと歩みを進めている自覚があります。だから店長を目指す意識も生まれましたしね。ところで、店長は長年飲食店で働いていますけど、働き手の変化だけでなく、会社に対しても変化を感じていますか?
- 花形
- 会社はすごい良くなっていると思います。組織が大きくなるにつれ、安定感が増長されたし、人を育てて店長を輩出して各々のカラーが活かせるお店で働けるようになりましたしね。15年いますけど、勉強になることや刺激がまだまだある会社です。
オーイズミフーズにマッチする人材とは
- 柳川
- そういう伸びしろのある会社で、どんな人と働きたいですか?私は、物事を前向きに捉えられる、感受性豊かな人と一緒に働きたいし、そういう人はこういう飲食業という現場にマッチするのではないかと思います。物事にぱっと気づける人は、お客様のご要望にも気づきやすいし、自分のちょっとした喜びも見つけやすいですから。
- 花形
- 私は、野心や目標などを持っている人かな。いろいろなことにチャレンジできる会社ですし、多分こちらで花開くためのお手伝いができると思うから。あとは、どの商売でもそうだと思いますが、お客様からの「ありがとう」が何より嬉しいと感じられる人。この業界はその言葉を一番もらえる商売でもありますから、感謝の言葉をもらって喜べる人は続けていけると思います。